
P2Pがインターネットの真骨頂であることは、古くはナップスター
(今は
合法の定額音楽配信サービス!^^)や、イーベイなどが証明してきました。
そして最近では、いわゆる「レンタル」にもP2Pのコンセプトが導入されてきており、
Zilokはその中でも、ヨーロッパを中心に注目されているサービスです。
● 出自について
・Zilokは、2007年の11月にフランスでサービスを開始。
・創業者のGary Cige(CEO)は、Linkedinを見る限りこれまで
コンサルタントとしてベルギーで活動をしていたように見えます。
共同創業者のThibaud Elzière(President)は、Fotoliaという
オンライン画像共有サービスのCEOを前職でつとめていたようです。
・ミッションは「買うよりも借りる、という新たなトレンドに貢献するサービスとなる」。
ストレージや高級品など、あらゆるものを「借りる」ことを全ての人に、とのこと。
● サービスについて
・ユーザは、自分が貸し出せるものを料金/期間/地域などを記してサイトに掲載。
・一方、借りたいものがあるユーザーは上記のリストから依頼をするか、
サイト上にない場合は自分の要望を掲載。
・ユーザのフローが
一枚絵にまとまっているページをご参照。
・レンタルする「もの」は多岐にわたっており、生活用品・電化製品から車・家、
果てはリゾートの島やホテルまで掲載されているようです。
・レンタルに際しての契約書も、貸し出し品の条件に応じて自動生成されるそう。
● ビジネスモデルについて
・レンタル品を掲載するのに、月額0.1ドルを掲載者から徴収する。
・また、レンタル成立時にも手数料を貸し出し人から徴収。価格は下記の通り;
0 - 10ドル → 1ドル
10 - 50ドル → 9% + $0.10
50 - 100ドル → 8% + $0.60 …という風に。(
詳細はコチラ)
● 最近の動向
・2007年11月 フランスでのサービス開始後、アメリカ、ベルギーでもロンチ
・2008年春 オランダ、カナダでもそれぞれサービスを開始
・
CrunchBaseを見る限り、2008年9月時点のUU数は15,000程度・・・??
(公式には、ファンディングやユーザ数の発表等はなし。)
Zilokのほかにも、同類のサービスには
RentMineOnlineや
Rentoidなどがあるが、
P2Pでレンタルを、とのコンセプトがどれだけキラーになるかは疑わしい。
CDやDVDなど規模の経済が効く分野ではB2Cのほうが安価になるし、
何より売買契約よりも賃借契約は複雑でリスクが大きい分野だ。
高くついたがあまり使わないものを貸すことで少しでも取り戻す、等利用イメージも想定されているが、
貸し出しに不安を感じながらそんなものを手元に残しておくよりは、
ebay(日本ならヤフオク)で売ってしまったほうがいいかもしれない。
ただし、ブランド物の貸し出しサービスのように、不況の時代には盛り上がる分野で
あることには間違いない。P2Pの強みが活きるレンタル分野が見つかればいいのだが…